医食同源の言葉があるように、健康維持のためには、食事に気をつけなければなりません。
「最近、疲れが取れないな」と感じたら、食事の内容を工夫してみてはいかがでしょうか。
食事は薬とは違いますから、即効性はあまり期待ができません。
しかし、効果的な栄養素を食事から摂取することで、疲れが取れない状態を改善することができます。
なかなか疲れが取れない時は、薬やサプリメントにばかり頼らずに、栄養豊富な食品を積極的に食事の献立に取り込むようにしましょう。
スポーツや肉体労働などで、筋肉の疲れが取れないと体内に酸性物質が蓄積され、血行不良や筋肉痛、肩こりなどの原因となります。
また、勉強やデスクワークなどで長い時間緊張が続いたり、仕事や人間関係のストレスが、精神的な疲れが取れない状態を招きます。
パソコンやゲームなどで目を酷使すると、眼精疲労が蓄積されます。
それぞれの疲れが取れない場合について、食事で摂取したい栄養素をピックアップしてみました。
そして、その栄養素を摂るために、食事に取り入れたい食品も記しましたので、参考になさってください。
<筋肉の疲れが取れない時>
・たんぱく質⇒肉類、魚介類、大豆製品、乳製品
体を構成する成分であり、傷ついた筋肉を修復します。
・ビタミンB1⇒豚肉、うなぎ、玄米
糖質がエネルギーに変わる時に必要な成分です。
不足すると、分解されなかった糖質が乳酸となって蓄積されて、疲れが取れない原因を作ります。
・クエン酸⇒酢、レモン、柑橘類
酸性物質と結合して色々な酸に変化し、老廃物を取り去る役目があります。
・アスパラギン酸⇒アスパラガス、大豆、もやし
細胞内の窒素やエネルギーの代謝、抵抗力、活力を高める作用があります。
<精神的な疲れが取れない時>
・糖質⇒ご飯、パン、麺類
体内でブドウ糖に分解され、大脳の働きを促進する効果があります。
・ビタミンC⇒果物、ブロッコリー、さつまいも
抗ストレスホルモンの生成に必要な成分ですが、ストレスが溜まると消耗されやすくなります。
・カルシウム⇒牛乳、小魚、小松菜
イライラやだるさを鎮静化するのに作用します。
<目の疲れが取れない時>
・ビタミンA⇒レバー、うなぎ、人参、かぼちゃ、ほうれん草
網膜の光を感じる物質を生成し、目が正常に働くようにサポートします。
・ビタミンB2⇒レバー、うなぎ、ぶり
目の充血を予防し、眼精疲労の回復に働きかけます。
栄養が十分に整った食事と安眠は、疲労回復には欠かせませんね。
ただし、食事や睡眠に気を配っても、長期にわたって疲れが取れない時は、主治医の先生に相談することをお勧めします。