「最近、なんだか疲れが取れない」という理由で病院を受診すると、頭痛が原因だったということもあるそうです。
特に、日本人に多いタイプの頭痛が、「緊張型頭痛」と呼ばれるものです。
緊張型頭痛は、肩や首の筋肉が緊張して起こるもので、頭を締め付けられるような鈍痛が長く続きます。
日本では、肩こりになる人が多く、肩や首の周辺を疲れが取れないままに放置しておくのが緊張型頭痛につながるのかもしれません。
緊張型頭痛は、次のような症状を特徴とします。
●左右両側の後頭部から首筋にかけて、ジワーッと痛みが広がります。
●鉄輪のようなもので、頭をギリギリと締め付けられるように痛みます。
●頭上に、重石をのっけられているように頭が重く感じます。
●痛みは、いつからともなく始まって、ダラダラと続きます。
●首を回してみると、瞬間的にめまいが起こります。
筋肉に、疲れが取れないままに蓄積された疲労物質が、緊張型頭痛を引き起こします。
頭、首、肩周辺の筋肉が緊張して血流が悪くなり、疲れが取れないままに、神経を刺激すると痛みが発生します。
筋肉の緊張は、長時間同じ姿勢をとり続けると起こりますから、デスクワークが多い方は要注意です。
また、心配事や不安などを抱えている時にも、精神的なストレスが筋肉の緊張を増長させます。
そして、一度起きた頭痛は、筋肉のコリと血流を悪化させて、さらに痛みを強くして長引かせます。
デスクワークだから、首や肩の疲れが取れないのは仕方がないとあきらめないで下さい。
心配性な性格は直せないから、頭痛持ちで疲れが取れないのも体質と投げやりにならないで下さい。
ストレスや、疲れが取れない生活習慣を正すことが、緊張型頭痛から解放されるための一番の方法です。
しかしながら、それは、なかなか難しいこともありますね。
そんな時は、我慢せずに、薬で治療した方がいいです。
治療薬には、疲れが取れない筋肉のコリを和らげる筋弛緩薬や、頭痛に効く鎮痛薬などがあります。
脳神経外科の病院には、「頭痛外来」という診療科が併設されている場合もあります。
ぜひ一度、専門医に相談なさってはいかがでしょうか。